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帳簿価額とは

帳簿価額とは、不動産を会計帳簿上でいくらの価値として計上しているかを示す価格のことです。
取得価額を基準に、減価償却や評価替えなどの会計処理を反映した結果として算出される、現在の会計上の残存価値を指します。

不動産は購入時の金額をそのまま維持するのではなく、使用や経年劣化に伴って価値が減少すると考えられます。
そのため建物部分は法定耐用年数に基づき減価償却を行い、帳簿価額は毎期徐々に減少します。
一方、土地は原則として減価償却を行わないため、建物とは扱いが異なります。

計算の基本は「取得価額-累計減価償却費」です。
例えば2,000万円で取得し800万円を償却していれば、帳簿価額は1,200万円となり、この金額が決算書や固定資産台帳に記載されます。

時価や実勢価格が市場での売買価格を示すのに対し、帳簿価額は会計ルールに基づく内部的な管理価格であり、市場価格とは一致しない点が特徴です。
地価上昇や需要増加があっても帳簿上の金額は変わらない場合があります。

帳簿価額は売却時の損益計算や税務処理の基準となり、「売却価格-帳簿価額」によって売却益や売却損が算出されます。
ただし、実際の売却可能価格を示すものではないため、査定や相場確認と併せて総合的に判断することが大切です。
帳簿価額と時価の違いを理解し、会計上の価値と市場価値を区別して管理することが重要です。

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