不動産を売却するにかかる費用

[清掃費]

汚れが目立つ物件に関しては、買主様の内覧時に物件に対する評価が下がる可能性があるので、最低限の清掃は必要だと思います。

基本的にはご自身での清掃で十分だと思いますが、あまりに汚れが気になる場合などは専門の清掃業者に依頼することもひとつの方法です。

[修繕費]

中古物件の場合、買主様が傷んだ物件状態の物件から修繕した状態を想像することは難しいため、売り出し前にリフォームしてから売り出す方法が考えられます。
そのような売却戦略をとる場合は修繕費が発生します。リフォームにより物件価値が向上するので、売り出し価格を高く設定することも検討できるかもしれません。

[廃棄費用]

物件の退去時に、対象物件から外れる家具や設備は、引き渡しまでに廃棄しておく必要があります。
家具は自治体への引き取り申請が必要であったり、エアコンは撤去・リサイクル処理が必要になります。

[測量費用]

土地を含む不動産を売却する時に測量費用が発生する場合があります。
買主様から境界確認や確定測量を求められる場合があり、この測量は売主様負担で行うのが一般的です。

土地の大きさや形状・権利関係などにより費用は変わりますが、一般的な住宅地の場合50万円〜100万円程の費用がかかります。

[解体費用]

中古の戸建て物件の建物を取り壊し、土地として売り出す場合は建物の解体費用がかかります。
建物の構造や規模により解体費用は上下しますが、木造 < 鉄骨 < 鉄筋コンクリートと堅牢な建物ほど費用は高くなります。
また近年はアスベストを含む住宅などの解体には特別な処理が必要なため、更に費用が高額となります。

固定資産税の関係から、更地にするよりも古家付きの方が節税になるため、中古住宅として解体費用を見込んだ金額で売買し、その後の建て替え時に買主様が解体する方法も考えられます。