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法地とは
法地(のりち)とは、道路面や隣地との高低差がある敷地に生じる傾斜部分、またはその斜面を含む土地を指す不動産用語です。
擁壁や自然斜面によって形成され、宅地として平坦に使える部分とは異なり、建物・駐車場・庭などに直接活用しにくいため、見かけの面積より実際の利用面積が小さくなる点が特徴です。
多くは造成時の盛土・切土によって生まれ、コンクリート擁壁・RC擁壁・石積みなどで土圧を支えることでのり面が形成されます。
この部分は公簿面積に含まれる一方、建築不可または利用制限がかかることが多く、実質的な有効宅地としては評価されにくい面積となります。
売却や査定では法地の割合が価格に大きく影響します。
例えば100㎡の土地でも一部が法地であれば建物配置の自由度が下がり、整形地と比べて坪単価は補正され、相場は割安に算定される傾向があります。
また、擁壁の老朽化や排水不良があると崩落や補修工事が必要となり、高額な費用負担が発生する可能性があります。
安全確認や補強を求められることもあり、これが取引条件や価格交渉に影響するケースもあります。
一方で、視線を遮れる・採光や通風を確保しやすい・高台の眺望が得られるといった利点もあり、住環境の付加価値につながる場合もあります。
形状や擁壁の状態とのバランスを踏まえ、メリットとデメリットを総合的に判断することが重要です。
不動産取引では、公簿面積だけでなく有効宅地面積・法地面積を分けて説明し、割合や状態を明確に提示することが、適正価格での売却と買主の信頼確保につながります。
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