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公設管とは

公設管とは、道路下などに敷設された上水道・下水道・都市ガスなどの本管のうち、自治体や公共事業者が設置・管理している公共インフラ設備のことです。
宅地や建物へ水・ガス・排水を供給する起点となる基幹管路であり、不動産の利用可能性や市場価値を左右する基礎条件として扱われます。

建物や土地でこれらのライフラインを使用するには、公設管から敷地内へ引込管を接続する必要があります。
つまり公設管は「使える土地かどうか」を決める供給源であり、存在自体が宅地利用の前提条件といえます。

不動産評価では、前面道路に公設管が整備されているかどうかが重要なチェックポイントです。
本管が近接していれば引込工事のみで利用開始でき、追加コストが少ないため需要が高まり、価格面でも有利に働きます。
一方、本管が未整備または遠方にある場合は延長工事や私設管の新設が必要となり、数十万〜数百万円単位の費用負担が発生することもあり、査定ではマイナス要因となります。

特に上下水道は、建築確認や居住条件に直結するインフラです。
未整備の場合は建築制限や浄化槽設置が必要となるケースもあり、土地の実用性や買主層が限定されるため、資産価値に直接影響します。
都市ガスについても、本管の有無によって都市ガス利用かLPガス前提かが決まり、ランニングコストや需要に差が生じます。
このため公設管の状況は立地条件の一部として必ず評価対象となります。

実務では、公設管の有無・管種・口径・埋設位置・引込距離・工事概算費用などを詳細に調査します。
これらの情報は買主の将来負担額を見積もる根拠となり、価格交渉や販売戦略にも直結します。

近年はAIやビッグデータにより、インフラ整備状況と成約価格の相関も分析され、インフラ条件が客観的に評価される傾向が強まっています。
公設管の整備度合いは、単なる設備情報ではなく「売りやすさ」を左右する市場性データの1つとして扱われています。

公設管は目に見えにくいものの、宅地としての機能性と将来コストを決定付ける根幹インフラです。
整備状況を正確に把握することが、適正な価格判断と安全な不動産取引の前提となります。

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