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増築とは

増築とは、既存の建物に床面積を追加して建物規模を拡張する工事のことで、居住性・機能性・収益性を高めるために行われる建築行為です。
部屋数の増加や生活動線の改善といった利便性向上につながる一方、不動産評価や法的適合性に直接影響するため、資産価値を左右する重要な要素として扱われます。

形態には、建物を横方向に広げる平面増築、2階・3階を追加する上階増築、離れやサンルーム・倉庫などの付属建物の新設などがあります。
用途や家族構成の変化に対応できる柔軟性がメリットですが、建物全体のバランスや構造安全性との整合が求められます。

不動産評価において最も重視されるのは「法令適合性」です。
建築確認申請を行い、建ぺい率・容積率・用途地域などの制限内で適法に施工された増築であれば、延床面積の増加分がそのまま価値向上として評価されます。
居住面積が広い物件は需要が高く、査定価格や売却競争力の向上につながります。

一方、無許可増築や容積率超過などの違法・未登記部分がある場合は評価が大きく下がります。
融資審査に影響したり、是正工事や減築を求められるケースもあり、取引自体が難しくなることがあります。
このようなリスクは価格減額や売却長期化の要因となるため、実務では慎重に扱われます。

また、施工品質や建物性能も重要です。
既存建物との接合部の強度、耐震性、断熱性、防水性、設備配管の整合などが不十分な場合、将来的な修繕費や不具合リスクが見込まれ、マイナス評価につながります。
単に「広い」だけでなく「安全で長く使えるか」が価値判断の基準になります。

税務面の影響もあります。
床面積が増えれば固定資産税評価額が上昇し、税負担や保険料が増加する可能性があるため、維持コストの増減も含めた総合判断が必要です。

増築は、適切に行えば住みやすさと資産価値を高める有効な手段です。
しかし法令違反や品質不良がある場合は大きな評価リスクとなるため、内容の確認と適法性の確保が不動産取引において不可欠なポイントとなります。

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