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眺望とは
眺望とは、住戸や建物の窓・バルコニー・テラスなどから見える景色や視界の広がりを指す不動産用語です。
景色の美しさだけでなく、開放感・抜け感・遮蔽物の有無・視線の広がりなどを含めた「視環境の質」を総合的に評価する概念です。
不動産市場において眺望は、単なる快適性ではなく「価格を左右する重要な査定要素」の一つとして扱われます。
立地・専有面積・間取り・築年数・方位・階数などと並ぶ価格形成要因であり、同一マンション内でも眺望条件によって明確な価格差が生じます。
例えば、海・川・公園・夜景・ランドマークが見える住戸や、高層階・角住戸・前面建物がない住戸は希少性が高く評価され、相場より高値で売却できるケースが多く見られます。
逆に、隣接建物が迫っている住戸・視界が壁で遮られる住戸・電線や看板が目立つ住戸などは、同条件の他住戸と比べて価格交渉が入りやすく、売却期間が長期化する傾向があります。
実務上は、眺望の良否により売買価格や賃料に数%から10%以上の差が出ることもあり、タワーマンションでは階数差による価格プレミアムが顕著に現れます。
特にオーシャンビュー・パークビュー・リバービュー・スカイビューなどは「付加価値住戸」として扱われ、資産価値が下落しにくい特徴があります。
売却時には、眺望は大きなセールスポイントとなり、広告写真・内覧時の印象・購入検討者の第一印象に直結します。
開放的な景色がある住戸は反響数が増えやすく、早期成約や価格維持につながるため、査定時にもプラス評価として反映されます。
一方で、眺望は将来にわたり保証されるものではありません。
周辺の建替えや新築マンションの建設によって景色が遮られる可能性があるため、用途地域・容積率・高度地区・地区計画・隣地の土地利用状況などの確認が重要です。
原則として眺望自体が法的に保護されることは少なく、現況有姿での取引となります。
このように眺望は、居住快適性を高める要素であると同時に、価格・資産価値・売却のしやすさに直接影響する経済的価値を持つ重要な不動産要素です。
購入時には価格妥当性の判断材料として、売却時には強みとして積極的に訴求すべきポイントといえます。
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